うちの駐車場と自宅までの間には 小さな保育園がある
昨晩 仕事を終え駐車場から自宅まで 身を丸くして歩いていると
その保育園の前で50代くらいのオバちゃんが2人 なにやら会議中
1人は自転車を携えて 1人は原付バイクを携えている
雪が降るとか降らないとか言っていた夜
早く温かい部屋に帰ろうと足早に歩いていたのだが
2人の会話は俺の足を止めたのだ
オバ A
「あぁぁ〜寒い! ホント冬って嫌っ!」
オバ B
「ねぇ 寒いわねぇ」
オバ A
「あぁ寒い! あぁ寒い! 寒いなんて言うもんだから余計寒い!」
オバ B
「んん〜 寒いわねぇ」
オバ A
「あたし ホンっっっっト 冬嫌い! 寒いもの」
オバ B
「うんうん」
オバ A
「これで寒さが和らいで春になるでしょ そしたらアンタ か・ふ・ん」
「クシャミは止まらないし 目は痒いし 頭はガンガンガンガン!」
「あたしホンっっっっト 春嫌い!」
オバ B
「ねぇ ホントよねぇ〜」
オバ A
「その次は夏 暑いのなんの! 汗ダラダラダラダラ」
オバ B
「暑い 暑い」
オバ A
「そんだけ汗かいても痩せないでしょ 勿体ないわぁ」
「あたし夏はダメねぇ〜」
オバ B
「あたしもよ〜」
オバ A
「・・・で 秋はさ・・・秋は・・・」
「なんか・・・切ないじゃない・・・・・」
えぇ〜!! オバちゃん秋に何かあったんか!?
とっても大切だった人と秋にお別れしたんか!?
本当はその人と一緒になりたかったのに 結局今の旦那と一緒になったんか!?
それでもあの日々は心の片隅にある「オバちゃんの宝箱」に隠してるんか!?
今でもオバちゃんは
「ウフフフフ タカシさ〜ん つかまらないんだからぁ〜」
「おいおい待てよ そんなに走ると転ぶぞぉ〜」
「ウフフフフ そんな事言って油断させるつもりでしょぉ〜」
「あっ! おい川!!」
「ドップ〜ン!」
「まったく オッチョコチョイだなぁ ヨシエは」
「タカシさぁぁ〜ん」
的な?
たしかに切ねえ! それは切ねえよヨシエさん!
タカシ! なんでヨシエを捨てたんだぁぁぁ!!
あの日 ヨシエの頬を涙が流れたんだぞ!!
それはそれは 止めどなく落ちる枯れ葉のように!!
ヨシエぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!
という想いを そっとダウンジャケットの中にしまい
吹きつける夜風をさいて 温かい部屋への階段を登りました
タカシのバカ野郎
hisax
2008
22
Jan
あの素晴らしい日々をもう一度
11:02 PM










