kota

2007

29

Oct

パーマン1号2号

12:22 PM

投稿者:kota

お酢か酸プラー子田です。

 

小宮君(仮名)は僕の中学のときの友達で、

いかにも「柔道部」

といった顔をしている男でした。

お互い天然パーマで、

よくその不便さを語り合っていました。

特に小宮君はきっつい天パで、いつもパンチでした。

 

ある日僕等は、

自転車に乗って焼肉バイキングを食べに行きました。


店の前で並んでいると、小宮君が突然

「子田さぁ、ファッションとか興味ある?」

と聞いてきました。

僕は「えっ?何で?」と聞き返しました。

僕はその当時、ねるとん紅鯨団を

新しい暴走族だと思っていた程度の男でした。


すると小宮君が、

「おれさぁ、最近ファッションに興味があってさぁ、

それで、今日ケミカルジーンズはいてきたんだぜ!」と言いました。

僕は「まじで!カッコいぃー!」と答えました。

焼肉はすべての種類が同じ味でした。

 

その後、お互い別々の高校に行き、

僕はどっぷりバンドにはまって、

校則違反の長髪(雨が降るとすぐ曲がる)と、

わざと破いたジーンズ(五箇所位。頭が悪かった)に

ガンズのTシャツ(骸骨が描いてあり、

縁起が悪いという理由で母に一度捨てられた)、

肩から先を切り取った赤いチェックのシャツ

(買った初日にハサミで・・・)を着て

ベースを背負って

街をずんずん歩いていました。

 

するといかにもガラの悪そうな兄ちゃんに

声をかけられました。


それは小宮君でした。B-BOYになった・・・・

真っ黒に焼けた肌に、

金メッキのごついネックレス、

積雪の中、バスケのユニホーム一丁。

ウマい事ぎっちぎちの天パが、アフロに変わっていて


「俺さぁ、ダンス甲子園にはまっててさぁ。

日本は小さすぎるから、アメリカに行きたいんだよねー」と、

グラサンをはずしながら言いました。

僕は、「まじで!俺もバンドでアメリカに行くよ!」と、

グラサンをはずしながら答えました。


今だ二人とも、英語しゃべれません。

 

僕等はあの焼肉の日から何一つ変わっちゃいねぇ・・・・

 

 

本日の一曲  WalkThisWay / RUN-DMC

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